映画・テレビ

2008年11月16日 (日)

レビュー:映画「靖国」

DVDで映画「靖国」を見た。ここでは映画の批評をするのはやめて、単純に感想を述べようと思う。

まず、靖国神社へ参拝する人。

私は絶対に参拝には行かないが参拝する人の姿勢として、戦争に参加していった一般市民に対して哀悼の意を表する、これはわかる。しかしあそこにはA級戦犯の魂も眠っている。そこに一つ問題がある。私は戦争の首謀者等に対してかなり憤りがある。

そのため首相や国の偉い人の参拝には反対だ。小泉首相の意見は筋が通っているように感じるが、本人がどういうつもりであろうとアジアの国が行くなというなら行くべきではない。首相が本当はどういう気持ちで参拝してるかなんて誰にもわからないしアジアの国々にとっては「日本がまた侵略してくるのではないか」と思われても仕方がない。結局ビデオ内の靖国神社の様子の中でやってたのも「日本は侵略戦争やってない」とか「天皇万歳」とかでてきてそれじゃ反省の色は伝わらないだろう。

日本人のインタビューで「兄が靖国神社に奉られているが外してほしい」というのがあった。これは正当な意見だ。やはり戦争首謀者等と同じ場所に眠っているのは自分の家族だったら嫌だ。だが靖国神社の会見では「殉死した方の魂は国の戦争で戦って亡くなったのだから国家のものだから外せない」と言っていた。これは有り得ないだろう。態度も有り得ない。まさに傲慢である。話し合う姿勢すら感じられなかった。靖国側に人の魂を決める権利があるなんて思えない。ましてやA級戦犯と一緒に眠らされるなんておかしい。

また、どこまでが首謀者かっていう意見もある。当時は国全体が国家神道、天皇万歳、天皇は神の子、が当たり前の時代だったから首謀者達もかわいそうという。それもわかるがその意見にはまた反対だ。なぜなら戦争反対という意見を貫き通して獄死した人間もいるからだ。そんな人がいる中で戦争を指示していた国のトップは許されるはずがない。

台湾の方もでてきた。どうやら台湾の方(日本軍と戦って亡くなった人?)の魂も眠っているらしい。これは知らなかった。台湾の方の家族からしたら抗議しにくるのは当たり前だ。こんな重大なことを今まで知らなかったことが大問題だ。

靖国問題に対しては中国、韓国は反応しすぎの意見もある。それもわかるが私達はその教育を受けたわけではない。だから反応しすぎとも一概には言えない。また日本は近代史をやらな過ぎだ。選択ではなくて必修に。それももっと近代史を深くやるべきだ。戦争の悲惨さを知ろう、とかいっても教育の分野で日本軍がおかしてきたことを正しく知るべきだと思う。

まだまだこの問題は知らなきゃいけないことが多い気がする。

日本人として何をやらなきゃいけないのか・・・答えはまだわからないけどその言葉が頭を巡った。

今日この映画を見たことは良かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)